過去検証についての考え

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管理人の日記

再現性ではなくて再現確率

メモリー記事のバックテスト検証編中にこの記事を書かせていただきます。少し頭の片隅に置いていただいて読むとなにか違う見方が出来るかもしれません!

FXに再現性はありますがありません。
こんなことを言うと身も蓋もありませんが、未来に起こることは不確定でしかないです。

これは答えのあるパチンコも同様で、100万回転到達時は必ず勝っているがボーダープラス2でも明日の勝負は勝つかわかりません。

そのためにFXは過去検証を行うのですが殆どの人は優位性と思わしきものを見つけた後に、再現性と考えて探してしまいます。再現性では明確さが不足している可能性があると思います。
再現確率を出すと考えたほうがいいでしょうか

そうすると恐らくぶつかるのが微妙に似ているけど違うというような形が頻発します。そうすると再現性なんてないとか、かなり曖昧な基準のルールを設けてしまいます

これは複雑な手法を考えれば考えるほど起きやすいです。そもそも極端な話、過去検証して、年に一回しか発生しないパターンは使い物にならない可能性高いです

例えそれが20年で合計20回のうち10回発生していてもです。またそうなるか?なんてあまりにも不確定です。

しかし年に1000回の発生だとどうでしょうか。元から1/2でこの目が出ると決まっていないFXの場合1000回中500回の50%と20回中10回の50%は信頼度があまりにも違います。

元から1/2という答えがあるものの場合10回の時点で0/10でも大量に試行するといつか1/2にほぼ近付くのがわかっているので焦りませんよね?

しかし答えの無いFXで10回しか出現しないものは、もし出現が0回だと判断的には0%になってしまいます。もっと大量にサンプルがあれば本当は20%かもしれませんし70%かもしれません。

再現確率を出すには明確にこれはそう。これは違う。というルールの補完が必要になります。

重要だと思う簡易的な4フェーズ

FXの場合はそれぞれの答え探しから始める為、そもそも少ない試行のものだと安定した確率の算出はできません。

このため勝つ手法ほどシンプルなのだと思います。
何故かというと過去に山ほどあり、それを確率変化できるからです。

そしてシンプルに気付いたひとが次に陥るのが明確なルールの欠如です。
パターンが曖昧だと検証結果も完全に曖昧です。

そして次に陥るのが検証不足です。
ここが一番大変かもしれません。
膨大な量を様々な期間で出すことはとても労力がかかります。

更に次に陥るのが改善のサイクルです。
前者で膨大な時間がかかるとここが欠如しやすいです。
最も大変な部分を何度も何度も繰り返す必用があるからです。

この流れを殆どの人が出来なくて芽が出る前に退場してしまうように思います。

以下が超簡易的なフェーズになります。

  1. 手法の確立
  2. 明確なルールの構築
  3. 様々な期間での大量試行
  4. 改善のPDCA

過去検証は過去によくおきたから!とかそんな感想のためにやるものではなく、明確に何%でこうなるからという優位性を探すためにやります。

ここが例え30%くらいの確率の再現性しかなくても焦ることはありません。
40%にするには何をすればいいのか?30%のままだけど勝つにはこういった方法でエントリーすればいいのでは?等

まずは確率変化しないことには思い浮かばないことが、確率が明確になればなるほど思い浮かぶようになります。

例え話ですが1分足のゴールデンクロスでもそれは可能です。
しかし殆どの場合ゴールデンクロスの条件が曖昧または足りなすぎます。

2本の移動平均線だけでは足りませんし1分足でそれではあまりにも出現しすぎてしまうかもしれません。

最初の記事でも言いましたが、世界中の誰にでも後はトレードよろしく!と頼めるレベルの明確で絶対的な人によって解釈のずれも起こらないルールが無ければ再現確率を出すことはできません。

ゴールデンクロス時にこの場合のみ!世界中の誰に説明しても代わりにトレードできるくらいシンプルなルール補足があればフェーズ2までクリアしており、もうほぼ完成に近いように思います。

本当に手法はなんだっていいのです。思い付いたことをこの4フェーズを試して失敗して、試して失敗して、これを何度でも何度でもやるだけといえばやるだけなのです。

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